現代のチーム医療に欠かせない臨床検査技師を育成

• 理念・制度
  「臨床検査」とは、診療の手がかりにするために、血液や尿などの材料から専門的な機器を使用して情報を得たり、心電図や脳波のように直接生体から情報を得るための医科学的検査のことです。病院をはじめとする医療機関や検査センター、人間ドックなどの健康管理センターで、こうした検査を担当するのが国家資格を取得した「臨床検査技師」です。
• カリキュラム
  授業では、学生が知識や技術を着実に習得できるよう丁寧に指導を行います。臨床検査技師は、専門的な知識や技術の習得はもちろんですが、何よりも人を思いやることができる人間性が大切です。そのため、カリキュラムには心理学や医療倫理などの科目も設定しています。教員と学生の距離が近く、授業内容に関する質問や就職などの進路の相談など、コミュニケーションが図りやすい環境です。
• 資格
  臨床検査技術学科は、厚生労働大臣指定の臨床検査技師養成課程ですので、卒業と同時に臨床検査技師国家試験の受験資格が取得できます。臨床検査技師国家試験は毎年1回実施されますが、3年次後期には国家試験対策授業も行います。実際の臨床検査技師国家試験受験は例年2月、卒業式を目前に控えた時期になりますが、臨床検査技術学科は着実な合格実績をあげています。
• 就職
  卒業生の多くが、病院、検査センター、健康管理センターなどで活躍しています。また、半世紀近くにわたり優秀な臨床検査技師の養成に努めてきた結果、一般社団法人神奈川県臨床検査技師会などで重責を担うOBも多くいます。さらに、より高度な認定資格「細胞検査士」にチャレンジしたり、大学へ編入学する卒業生もいます。