精神保健福祉と農福連携を学ぶ多彩なコース

• カリキュラム
  札幌心療福祉専門学校の精神保健福祉科は、3年間の課程で精神保健福祉士と社会福祉士の両方の国家資格取得を目指す「精神保健福祉コース」と、農業と福祉の連携を学び社会福祉士を目指す「農福連携ソーシャルワークコース」の2つのコースを提供しています。1年次には、全学生が社会福祉関連の基礎科目を学び、2年次から各コースに分かれて専門的な知識と技術を深めます。
  1年次には、医学概論、心理学と心理的支援、社会福祉の原理と政策、ソーシャルワークの基盤と専門職、地域福祉と包括的支援体制、障害者福祉など、社会福祉と精神保健福祉の共通科目を学習します。また、ソーシャルワーク演習を通じて、実践的なスキルを養います。
• 実習
  2年次からは、選択したコースに応じて専門科目が設定されます。精神保健福祉コースでは、精神医学と精神医療、ソーシャルワークの理論と方法、ソーシャルワーク演習（精神専門）などを学び、精神障がい者の生活や生活上の困難を把握し、相談援助技術を習得します。農福連携ソーシャルワークコースでは、農業と福祉の連携に関する知識や技術を学び、体験型の学習や実習を通じて、農福連携を実践している先進的な事例をプロフェッショナルから直接学ぶ機会が提供されます。
• 資格
  3年次には、各コースの専門性をさらに深めるとともに、国家試験対策として模擬試験や個別指導が行われます。卒業後1年以上の相談援助実務経験を経て、精神保健福祉士および社会福祉士の国家試験受験資格を取得できます。また、卒業と同時に社会福祉主事任用資格を取得することが可能です。さらに、農福連携ソーシャルワークコースでは、食品衛生責任者、美味安全野菜栽培士、食生活アドバイザー、販売士3級、簿記3級などの資格取得も目指すことができます。
  少人数制の授業を通じて、学生一人ひとりに目を配りながら成長をサポートし、実践的なスキルと人間性を兼ね備えた福祉の専門職を養成しています。