市川高等学校インタビュー

理系に強いSSH指定校で
好きな分野をとことん突き詰める
3年衛千尋さん

※2023年10月インタビュー時のものです。

市川高等学校に期待していたこと、来て良かったと思うことは？

中学の帰国生入試で入学して６年目ですが、この学校に来てよかったという思いは年々強くなっています。市川を第一希望に選んだ理由は大きく二つありました。一つはSSH（スーパーサイエンスハイスクール）指定校だったこと。小学生の頃から理科の実験が好きだったので、課題研究に重きを置くSSHの取り組みはとても魅力的でした。もう一つは帰国生対象に英語特別授業（取りだし授業）を実施していることです。私はインドネシアとシンガポールに３年ずつ住んでいて、小4で帰国しました。英語特別授業ではネイティブの先生のもと、１学年約20名の帰国生が特別授業を受けています。年に2、3冊の課題図書を読解しながら社会問題について考えエッセイにまとめるこの時間は、生きた英語力を磨くだけでなく、環境問題や人権問題など様々な社会問題について考えるきっかけにもなりました。

今、一番がんばっていることは？

SSHの活動の一つとして、高校2年の一年間は本格的な課題研究を行う「市川サイエンス」の授業があります。私はインドネシアに住んでいた経験から、プランテーションで大量に焼却廃棄されるバナナの茎を資源にした、除菌ティッシュの製品化をテーマにしました。授業としては3月に開催される「Ichikawa Academic Day」での最終発表がゴールですが、私は第８回高校生国際シンポジウムにも出場し、植物学部門で優秀賞（準優勝）を受賞することができました。課外活動では別の参加者との意見交換が出来て、また審査員の方から「ビジネス展開を検討してみては」といった予想外のコメントもいただき、視野が広がる、とてもいい経験ができました。これも実験計画から使用器具の相談、資料の添削まで細かくアドバイスをくださった、先生方の手厚いサポートあってのことだと感謝しています。その後、高3になってからもフィードバックを活かして改良を加えながら、計5つの大会に出場しました。最後の大会が9月に終わったばかりで、やっと一息、これから受験勉強に専念しなければと思っています。国立大の推薦入試を目指していますが、数学があまり得意ではないのでがんばらないと！
将来についてはまだ漠然としていますが、天然素材に興味があるので、大学ではバイオテクノロジー関連の研究をしたいです。それが労働問題の解決にも繋がれば良いなと思います。

未来の後輩へのメッセージ

市川学園はやりたいことにどんどんチャレンジできて、それを先生方が全力でサポートしてくれる場所です。思ったより「勉強ばかり」ではありません。理系に限らず哲学など文系のコンクールに出場している友達もいますし、部活動や、もちろん勉強に集中してがんばっている生徒もいます。幅広くいろいろなタイプの生徒がいるのでとても刺激をもらえますね。
校舎も広くてとてもきれいなんですよ。私は開放感のある吹き抜けが大好き。ぜひ見学に来て雰囲気を確かめてみてください。

市川高等学校が気になったら！