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スポーツトレーナーになる方法、仕事内容、必要な資格、年収等を解説!

2022年03月01日

はじめに

この記事ではスポーツトレーナーについて網羅的にご紹介いたします。詳細な情報に関しましては記事を分けて掲載していますので、是非そちらをご覧ください。

スポーツトレーナーとは

スポーツトレーナーとは

スポーツトレーナーは、スポーツ選手や実業団向けに技術指導や健康の管理、ケガの予防策を考えるなど、競技に集中できるような指導を行う者を指します。スポーツトレーナーになるために特別な資格を取る必要はありません。ただし、スポーツトレーナーとして効果的な治療を施すには、医学知識、ケガへの応急処置、トレーニング方法などの知識や技術を身に付けていなければなりません。そのため、多くの人がスポーツトレーナーに役立つ国家資格や民間資格の取得を目指しています。

スポーツトレーナーの仕事内容

スポーツトレーナーの主な仕事内容は、スポーツ選手が自分の競技に対して最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、身体的サポートを行うことです。たとえば、ケガを負ってしまった選手に対してリハビリテーションを行なったり、選手の運動能力を向上させるためのトレーニングメニューを考案します。また、選手の健康管理やメンタル指導までも行うこともあります。そして、スポーツトレーナーの中にはフィットネスジムやトレーニングクラブ、病院などに通う一般人のサポートをする人もいます。スポーツトレーナーとして働くうえで、求められることも多く、大変なことも多いとは思いますが、スポーツを通して社会に貢献でき、選手の成長を目のあたりにできるなど大きなやりがいもある仕事です。

スポーツトレーナーの給料

スポーツトレーナーの平均年収

厚生労働省によって調査された令和2年におけるスポーツトレーナーを含む個人教師の平均年収は約376万円です。ちなみに、平均月収額はおおよそ22.6万円で、ボーナスは60万円程度が相場となっています。

他の業種より高い?低い?

国税庁によって調査された令和2年分民間給与実態統計調査によると日本の全業種の平均年収はおよそ433万円になっています。つまり、スポーツトレーナーの平均年収は日本の全業種の平均年収より約57万円低いといえます。その理由は、スポーツトレーナーとして働くためには相当な技術が必要とされ、経験の差が給料に大きな影響を与えると考えられるからです。また、雇用形態も様々で、働き方によっても給料が大きく変わってきます。そのため、スポーツトレーナーに必要なスキルを身に付け、自分の働き場を確保することで給料が上がっていくことは大きく期待できるでしょう。

スポーツトレーナーに役立つ資格

スポーツトレーナーに役立つ資格は「国家資格」と「民間資格」の2種類あります。その中でも様々な種類の資格があり、一般のお客様にサービスを提供するものから、アスリートの施術を行うものまで幅広くあります。
国家資格としては理学療法士、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、鍼灸師があります。どの資格の取得を目指すにも、それぞれの養成校に3年以上通い、卒業しなければ国家資格の受験資格を得ることはできません。
民間資格としては日本教育協会公認アスレティックトレーナーやNATA認定アスレティックトレーナーなどまだまだたくさんあります。ですので、自分の仕事に最適な資格を取得しましょう。

資格を取得するメリット

このような資格を取るメリットは2つあります。1つ目は資格を取得することで、「医学的な根拠に基づいて施術を行っている」というアピールができることです。それが就職先の確保やキャリアアップに繋がります。2つ目はいつでもジョブチェンジができるということです。スポーツトレーナーとして働くことが難しくなった場合に、資格を持っていれば比較的容易に転職することができます。

スポーツトレーナーの現状と将来性

スポーツトレーナーの現状課題~参入障壁~

スポーツトレーナーは参入障壁が非常に高い業界です。その理由として、ベテランのスポーツトレーナーに求人が集中してしまうことが考えられます。特別な知識・スキル・実績がない人には依頼が来ることは少なく、スポーツトレーナーを始めたばかりの頃は収入が期待できないでしょう。また、業界の流動性がないという課題も抱えています。経験豊富なスポーツトレーナーは長年にわたって重宝される存在のため、高年齢の方でも働くことができるのです。そのため、スポーツトレーナーの枠が埋まっており、新規参入は難しいといえます。

スポーツトレーナーの将来性

今後、スポーツトレーナーが活躍できる場は増えていくと予想されます。オリンピックなどの影響もあり、様々なスポーツの競技人口が増えてきています。そのため、スポーツトレーナーを必要とするスポーツの幅が増えています。また、近年では子供の体力の低下が問題となっており、今後子供に対してトレーニングや運動を教える機会が増えていくと推測されます。他にも、女性のスポーツジムの利用者の増加に伴う、女性スポーツトレーナーの需要上昇なども考えられるでしょう。

スポーツトレーナーになるには

スポーツトレーナーになるために特別な資格や免許は要らないため、高校卒業後、スポーツジム、アスレチッククラブ、プロスポーツチームなどの採用試験に通ればスポーツトレーナーとして働くことができます。ただし、必要な知識と技術を学び、資格を取得するために大学や専門学校などの養成校に通うことが一般的です。

専門学校を選ぶ際の重要な軸

学校選びの軸①自分が取得したい資格が取得できるかどうかで選ぶ

スポーツトレーナーになるために特別な資格は必要ないですので、特に専門学校にも通う必要はありません。しかし、自分の行きたい就職先で働くためには、専門学校に通い資格をとることがおすすめされています。ですので、自分が将来なりたいスポーツトレーナーに最適な資格は何か、そしてそれを取得できる専門学校を選ぶことが重要です。また、その資格に対する合格実績もチェックする必要があります。試験に合格しなければ資格を取得することができませんので、できるだけ高い合格実績を誇っている専門学校を選ぶことが重要です。

学校選びの軸②自分が行きたい業界とのつながりと就職実績があるかどうかで選ぶ

スポーツトレーナーの採用では、実績と経験が評価されることが多いため、新卒で自分の第一希望の就職先で働くことは難しいと言われています。しかし、働きたい就職先で働ける可能性を少しでも上げるためには人脈作りが重要となります。ですので、専門学校を選ぶ際はその学校と自分が働きたい業界とのつながり、そしてその学校の就職実績を重要視する必要があります。

当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております

厚生労働省令和2年賃金構造基本統計調査
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/172
厚生労働省職業情報提供サイト
https://shigoto.mhlw.go.jp/User
国税庁民間給与実態統計調査
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/002.pdf

実際に働いている人の口コミをチェックしよう!

スポーツトレーナーとして実際に働く方にアンケートをとり、 仕事に対する満足度を5段階で評価してもらいました。
実際に働いている人の口コミを参考に、どんな仕事なのかイメージをつけましょう!
実際に働いている人の
スポーツトレーナーの満足度
総合満足度
総合満足度とは?
各項目(仕事内容・ワークライフバランス・年収・仕事の将来性・女性の働きやすさ)の合計点数の平均をとった点数です
★★★☆☆ 3.3 (60件)

スポーツトレーナーの 口コミ一覧

全60件

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群馬県の20代後半男性

契約社員 / 250万円以上~300万円未満 / 大学卒

就職先:プロスポーツチーム

総合満足度 ★★★☆☆ 2.8
  • 仕事内容 (満足度5

    チームが試合で勝ったら嬉しい気持ちがあじわえる。 真剣に取り組んできてよかったなと思えるから。

  • ワークライフバランス (満足度1

    休みが全然とれない。 一番忙しいときは27連勤をした時期があった。仕事内容もひとりでこなしている。

  • 年収 (満足度2

    勤務時間や勤務内容が収入とみあっていないように感じるから。 そして、ほかのチームよりスタッフの数がたりていない。

  • 仕事の将来性 (満足度3

    チームの将来性をまったくもって感じないため。経営がうまくいっていないのと、古くからいるスタッフが全然つかえない。

  • なぜその仕事に就いたのか

    大学時代に関わっていたチームと縁があって、人と人との繋がりで知り合うことができたため。 サッカーに関わる仕事につきたかった。

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東京都の20代前半女性

正社員 / 200万円以上~250万円未満 / 大学卒

就職先:スポーツジム

総合満足度 ★★★★☆ 3.6
  • 仕事内容 (満足度5

    直接人と関われる仕事のため、感謝の気持ちや感想を直接聞くことができるため、嬉しい気持ちになる、自分の成長につなげることができる

  • ワークライフバランス (満足度5

    パーソナルとかレッスンでその人個人との時間がで制限される時間は良いが、その他の事務作業をする時間が確保されていなく、残業が多い、レッスン覚えるので日常が制限される

  • 年収 (満足度1

    スポーツジムがコロナウイルスの影響もあり、ボーナスカットや元々年収が低いが、身体を動かすことが多いため息身体的疲労、またサービス業ならではの精神的疲労、トレーニングの勉強をするため時間がないという点を考えるともっと年収があって良いと思う

  • 仕事の将来性 (満足度5

    コロナ禍が終わったらダイエット、健康思考の人は増えると思うし、オリンピックなどでスポーツを行う人へのサポートもどんどん手厚くなると思うため

  • 女性の働きやすさ (満足度2

    生理の時、体調が悪い時なども体が商品のため動かなければならない時が身体が辛い環境だと思う

  • なぜその仕事に就いたのか

    陸上競技を行なっていた時に栄養士の方や周りの人に助けられて、スポーツ栄養に興味を持ち、スポーツと食で人を支えたいと感じた為

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愛知県の40代男性

自営業 / 1,000万円以上~1,100万円未満 / 高卒

就職先:スポーツジム

総合満足度 ★★★★★ 5.0
  • 仕事内容 (満足度5

    人々の生活全般の質の向上に貢献できるので、頂く反応がとても感謝に満ちていた嬉しいから。

  • ワークライフバランス (満足度5

    自身で全ての時間をコントロールする事ができるので、働くのも働かないのも自由だから。

  • 年収 (満足度5

    自身で設定した金額で、努力した分の収入になり、収入が増えれば更に努力しようと思えるから。

  • 仕事の将来性 (満足度5

    知識と技術がほとんどを占める仕事で、かつ高齢者が多いので、年齢的に需要が減ることはないから。

  • なぜその仕事に就いたのか

    誰かに喜んでもらったり、何かをいっしょにやり遂げたりするのが好きだから。そして、自身で全てやりたいから。

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広島県の40代男性

業務委託契約の事業主 / 300万円以上~350万円未満 / 大学卒

就職先:スポーツジム

総合満足度 ★★★★★ 5.0
  • 仕事内容 (満足度5

    人の体型やパフォーマンスが上がっていく事が間近で感じられやりがいへと繋がっていくのを実感できるから。

  • ワークライフバランス (満足度5

    自分で決めて自分の予定で仕事が組め仕事のみならず私生活もじゅうさぞつさせることができるから。

  • 年収 (満足度5

    自分が働いた分だけはいってくるかし、報酬として価値を得ることができ評価してもらえ次に繋げれるから。

  • 仕事の将来性 (満足度5

    自分で勉強して知識を蓄え将来に活かしてさらに人材を育てていくことはつながりやりがいをかんじる。

  • なぜその仕事に就いたのか

    体を動かす事が好きで、健康志向のご時世に特化して人の為に仕事ができ、役に立てると感じだから。

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埼玉県の20代後半女性

正社員 / 250万円以上~300万円未満 / 大学卒

就職先:スポーツジム

総合満足度 ★★★★☆ 3.6
  • 仕事内容 (満足度3

    通っている方が成果でたり、周りの人から褒められたりするとやっててよかったなって思うことがある

  • ワークライフバランス (満足度5

    残業がなく定時で帰れる。日曜祝日もお休みなのでいいですが、年末や夏休みは休みが4日しかないのが残念

  • 年収 (満足度1

    仕事の量の割には給料が少ないなとは思う、もう少し上げてくれると家計的にも助かはます

  • 仕事の将来性 (満足度4

    平社員でいいと思ってるので、このまま仕事ができればいいかなっておもってます。女性が働きやすい

  • 女性の働きやすさ (満足度5

    女性専用なので働きやすい。産休育休もあり戻ってきやすいところがいい。時短でも働ける

  • なぜその仕事に就いたのか

    元々体動かすことが好きだったから。就職してからも体動かせるし、体型維持の為にもなる

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