専攻科に関する評価

• 総合評価

  自由な雰囲気が1番魅力に私は感じる。先生も協力して下さるし伸び伸びと森林林業を学べるのが1番好きなところである。

• 就職

  私の代は森林組合や林業事業体に就職する生徒が多い。男子生徒は林業現場で働く割合が高く、女子生徒は事務方に従事する割合が高い。
  森林林業業界でもそれ以外に進む生徒も数名いる。
  
  学校のサポートは、手厚い方であると思う。
  学校にも各所から求人票が集まっている。また授業の一環で就業説明会に行き会社の方と直接話す機会も設けられている。
  学校の先生に就職相談をすれば、親身にのって下さるしアドバイスもしていただいた。
  自分が興味のある分野の会社が気になれば、自分からその会社にアタックすることも時には必要になる。大方の会社は心優しく受け入れてくださり直接会いに行って話を聞いて下さる。
  
  まとめると森林林業に関わる仕事に就く生徒が多い。中でも給付金の制度の関係、あるいは本人の意志によるものか分からないが川上領域に就く生徒が多い印象である。
  また、就職に関して学校の先生、学校の授業は手厚い方だと思う。
  しかし、最終は本人のことなので自分に何が合うか、何をしたいかを見極め直接会社にアプローチするという姿勢も必要であると思う。

• 資格

  森林林業に関わる重機などの資格を2年間のうちに取得できる。林業現場に必要な資格はある程度網羅されていると思うの、卒業後は現場などの仕事に資格の有無の面ではスムーズに入れると感じる。
  また、森林作業プランナーの資格や、林業架線作業主任者などの資格も取得することもできる。
  
  ここに記述してない資格もあるが、自分が必要だと思う資格は取得して、学校外で取るべきだと思った資格は自主的に取ればいいと思う。
  
  最後に、2年間で取れる資格で森林林業現場に就くならば、十分な資格は取らせてもらったと思う。

• 授業

  厳しく言うと星の数は3.7である。
  授業のスタイルを大きく分けると座学と実習に分かれる。
  森林林業の川上から川下まで網羅的体系的に2年間で展開される。
  実習といってもチェーンソーや重機、下草刈り、鹿柵設置といった現場に必要な技術を身につけるものと、会社や資料館などに行って話を聞いたり体験するものとがある。
  前者は身につけるべき技術を会得するためにも勿論必要であることは言うまでもない。
  後者の授業では森林林業に関する幅広い視野を拡げられ、とにかく楽しい。
  和紙作り体験や、巨樹巡り、里山整備、原木しいたけ林家は訪問など、面白い内容が満載だった。
  ここで座学の授業に関してだが、ここは少し厳しく述べたい。
  森林生態学の授業や様々な授業があり、森林林業の基礎知識を学ぶ上でとても大切な授業ばかりである。
  改善点として挙げるならば、もう少し先生生徒の双方的なコミュニケーションが展開される授業が増えれば、尚良いと思う。先生が話すだけの授業が少し多く感じてしまう。
  総じていえば、良いと思う。

• アクセス・立地

  私は学校から10分ぐらいのところに住んでいたのでアクセス面がよかった。
  山に囲まれたところに学校は位置しており、雄大で圧巻なところに学校があると感じる。
  周辺環境もマックスバリューやいくつかのお店もあり、困ることはなかった。
  宍粟市内、他市町村、鳥取や岡山などどこに出かけても楽しく面白いところばかりだった。

• 施設・設備

  元々小学校だったところを使っているので、学校の雰囲気があってとても、居心地が良い。トイレも綺麗だし、体育館もあり放課後などにバレーなどのスポーツもできる。運動場もあり、学校には食事のできるお店も隣接している。
  教室も木が使われており光も差し込み気分よく授業を受けられる。

• 学費

  県立の学校なので学費に関してはとても良心的であると思う。一人暮らしをするならばそこに生活費等がかかる。

• 学生生活

  森林や林業について話し合える仲間がいるのはとても有難いことで充実していると感じる。休憩時間や放課後もバレーをしたりして遊んだ。