国際バカロレア認定校との連携など、国際教育の充実を進める
本校は、1924年に「女性の自立」のための学校として創立されました。「誠実・勤勉・仁愛」を校訓に、「自立と共生」を教育理念として100年近く女子教育に取り組んできました。創立以来、「運針」「ペン習字」「朝のことば」などの伝統教育と国際教育を行っています。国際的なイベントも毎月1回のペースで企画され、ニュージーランドの姉妹校との留学生交換や国際ロータリークラブ主催の派遣留学生訪問、併設大学で学んでいる大学生との交流も盛んですし、2021年度からは、国際バカロレア認定を受けているアオバジャパン・インターナショナルスクール(AJIS)との教育連携が始まります。グローバル社会で活躍する女性を送り出していきたいと考えています。
本校の柱となる伝統教育と国際教育
伝統教育について、1年間で600枚書くことに挑戦する「ペン習字」ですが、コンピューター全盛の時代でも、丁寧できれいな字が書けるのは一生の財産です。「朝のことば」は、本校で編集したテキストを用いますが、漢文や歌の歌詞を含め、有名作家から芸能人まで読みやすい楽しい文章も多く集め、課題を自分で考え書き記すことで自分の考えを客観的に見つめることを習慣づけます。また、本校には「国際塾」という取り組みもあります。これは、ゼミ形式の課外授業です。授業の補習を行う場ではなく、英語を学びたい、英語に興味があるという生徒が、部活動などを続けながらでも学習でき、グローバル社会において通用する英語力を身につけることを目標に行っています。希望制ですが、対象生徒の約1/4が受講しています。
自分たちの生きやすい社会を作れる女性に
AI(人工知能)が発達し、人の役割も大きく変化していく今、みなさんが生きていく社会には、かつてない未来が広がっています。「変化にどう対応するか」という受身な姿勢ではなく、「自ら変化を起こし、より良い社会をデザインし、実行していく」強さを、本校で身につけて欲しいです。自分たちの生きやすい社会を自分たちの手で創る、本校でその発想と力を磨き、新しい時代を拓いてください。