一人ひとりを丁寧にフォローする英語指導で全員の英語力をアップ
SHGの取組みを通して「英語教育」と「探究活動」を軸に様々なプログラムを行いました。英語教育では日本人の苦手としがちなスピーキングとライティングに力を入れ、4技能をバランスよく鍛えます。スピーキングは週3回のネイティブ教員の授業以外にオンラインスピーキングの授業があります。25分間のオンラインセッション終了後、その日学んだこと、話したくても話せなかったことを書き出し、次回に備えます。また、毎週末の課題として「エッセイライティング」を行っています。論理的で説得力のある構成で書くことを目標にネイティブ教員と日本人教員が丁寧に添削し、生徒はPCで書き直しを提出します。これを全コース1人残らず全員が毎週やり続けます。生徒たちの英語力の伸びは著しく、昨年の高3生徒は74%が英検2級以上を取得しました。
SGH甲子園で3年連続入賞、英語プレゼンで最優秀賞(昨年)
探究活動として高1生全員が「グローバルワークショップ」に参加、慶應大学の大学院生とSDGsを学ぶプロジェクト学習で、社会課題についての意識を高めます。昨年はスペキュラティブデザインという自由度の高い発想方法も学びました。高1の釜石市でのフィールドワークでは、エネルギー問題や地域復興など国内の社会課題を学び、高2の海外フィールドワークでグローバルな課題に視野を広げます。台湾・シンガポール・マレーシアなどに行き、社会問題の解決について自分たちで考え、英語でプレゼンテーションを行うものです。この活動は、姉妹校への3ヶ月留学プログラムと同様に英語学習のモチベーションとなっています。SGH甲子園では3年連続入賞、昨年は英語プレゼンで最優秀賞を受け、シンガポールの研究発表Global Link Singapore 2019にも招待されました。
多様な人達としっかり協力しあえるマインドとスキルを身につける
今はオンラインで世界中がつながる時代で、グローバルは当たり前の世の中です。ここで生きていくには、多様な人達としっかり協力しあえるマインドとスキルを持ち、困難な問題に嬉々として取り組めることが必要となるでしょう。課題を個人研究ではなく、グループワーク中心に行うのは、皆でアイデアを出し合って考えていく力を身につけて大学生や大人になって欲しいからです。どんなに課題解決能力があっても一人では生きていけるものではありません。他人への思いやり、寛容な心をグループワークに取り組みながら身につけて欲しいです。本校ではこのような経験があなたを待っています。楽しみにして来てください。
※今年から、SGHの後継プログラムであるWWL( World Wide Learning )consortium のカリキュラム開発拠点校になりました。