生徒が希望する進路の実現を一番大切に
本校で一番大切にしているのは、生徒が希望する進路の実現です。全教員もそれに向けて全力で取り組んでいます。キャリアガイダンスや、1人あたり年に最低5回は行う個人面談を通してフォローしています。進路は現状の偏差値や成績からでななく、生徒がどういうことを勉強したいのか、将来どのように生きていきたいのかを徹底して考えた上で絞り込みます。指定校推薦であっても成績がクリアしているという理由だけで薦めるということはしません。他には、駅から近く通い易いことは高校生にも大事でしょう、負担が減りますからね。高校単独校でみんなが同じスタートラインなのが良いとも言われます。また本校には、クラブ活動を目標に入学する生徒もいます。駅伝などは10数年連続で関東大会に出場しており、活発に活動しています。
2年生の終わりには「第一志望届」を作りあげて勉強に集中
1年生では、キャリアガイダンスを通して、例えば「経済方面」「文学部系統」といった大まかな分野を定めて「分野志望届」を作成します。しかし同じ分野の学問は様々な大学でできますよね、そこで2年生では具体的に大学を2~3に絞り、オープンキャンパスなどを通して比較しながら理解を深めていきます。また、大学の先生が行う「大学説明会」、OBの大学生による「みらい探究」というイベントなど、生徒が学べる機会を提供しています。そして2年生の終わりには「第一志望届」を作成します。「自分が将来やりたいこと」と志望大学・学部・学科まで記入します。担任の先生だけでなく、進路部長、学年主任に至るまで情報共有します。3年生では集中して学習を進めます。このように方向をしっかり決めるため、志望校の変更はあまり多く起きません。
自信を持って目標に向かって努力できるように
本校では基礎学力の充実を重視しています。都立の併願校でもありますが、「落ちて本校に来た」という生徒は自信を失っていて、自分の成績を理由にして夢を諦めてしまうことがあります。しかしコツコツやってテストで点も取れてくるようになると自信がついてきます。すると自分が目標としたことに努力できるように変わっていくのです。「この大学に行ってよかった」と卒業生が話してくれるのが一番嬉しいです。大学を探すことを通して、自分の周りの情報を集める、自分で見つけていく力を身につけて欲しいです。これからの変化の大きい時代、困難に直面したときに自分でしっかり生きていく力を身につけてほしい。そして、将来に将来にわたって自分らしく生きてほしいと願っています。